流刀 受け流し

FZS1000ほか雑記のブログです

NISSAN GT-Rのはなし

抜粋が長いけど、興味深い記事だったので載せてみた。

 日産自動車の元気さを示したとも言われている「NISSAN GT-R」。

 2007年9月の先行受注開始から2カ月弱で月販計画の11倍超の受注実績をあげるなど、日産が予想した以上に人気の高い商品となっている。2007年12月6日発売され、実車を見ようと展示車を置く販売店舗を訪れるユーザーは多い。だが販売店ではその動きに不安を隠せない。受注は好調でも1台800万円もする車を日産がどれだけ供給してくれるのか。新車販売が厳しい環境の中で、販売店は「量を稼げない車の展示車や試乗車に傷が付いたら大変」だと心配している。

■「走り屋」や購買力無いマニアが訪れることを警戒

 GT-Rの月販計画は200台。9月26日の購入予約開始から11月14日の時点までの累計予約台数は2282台となり、その後も受注は伸び続けているという。生産する栃木工場での生産計画は月間1000台。このうち国内向けにどこまで供給されるのかが大きな関心事だが、生産台数すべてが国内に回されることはあるわけがなく、販売店の収益に対する貢献度は低い車となっている。

 このため販売店では777万~834万7500円という高額車の扱いに苦労している。GT-Rの展示車や試乗車を置くのは、日産が認定した販売店舗内に設けた日産ハイパフォーマンスセンター(NHPC)のみが原則。ユーザーにしてみれば全国160カ所のNHPCに行けば、試乗ができると考えるのはあたりまえだ。しかし販売店側は高額車を試乗車として提供することに難色を示している。

 とくにGT-Rの試乗に「走り屋」やGT-Rの購買力が無いマニアたちが訪れることを警戒。高額かつ走行性能の高いスーパーカーで供給台数も少ないからこそ、公道でその高性能な走りを試されては周辺地域に迷惑をかける。それだけでなく、もしも傷でも付いたら代わりの車は用意し難い。販売店にとってGT-Rは、リスクの高い車と考えられているのだ。


うーん。”試乗できない試乗車”って・・・・

”説明しない説明会”、”歩かない歩行ロボット”に通じるものがあるなぁ。

そもそもこのクルマ、どういう購買層をターゲットにしているのだろう?

そこら辺のオバチャンやニーチャンには手が出ないだろうし。

800万っていう価格設定からしてもちょっと一般感覚じゃないと思うのだけど。

公道で高性能な走りを云々といっているけど、国内向けにも販売しているんでしょ。どこ走るの?

もちろん全く試乗させないってわけじゃなく乗り手を選びたいってことなんだろうけどさ。

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この記事を書いていて思い出したけど、自分も何度か試乗をしたことがった。

とはいってもクルマじゃなくてバイクだけど。

国内メーカーだけでなくドゥカティビューエルなどの海外メーカーのバイクも試乗したけど

どれも気前よく試乗させてくれた。※もちろん商品ではない試乗車

「買う気がないなら乗せない」「冷やかしなら乗せない」「壊しそうだから乗せない」といわれたことは一度もない。

「気に入ったら購入を検討してください」「友達にも教えてあげて」とか言われた。

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試乗車といったらやっぱりこんなものだと思うのだけど。

もちろんバイクとクルマじゃ勝手が違うだろうし単純な比較はできないだろう。

でもやはり試乗車と銘打つなら購買意欲のある客だけでなく、興味本位の客、走り屋、マニアなどもひっくるめて受け止めてほしいな。